【実証テーマ】教育事業における社会的インパクト評価モデル構築
実証の背景:教育事業における社会的インパクト・マネジメントの実装を通じた社会的インパクトの継続的向上
【実施体制】
下記4団体から構成される「教育の社会的インパクト評価コンソーシアム」が実施主体となった。
・一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)
・株式会社Stem for Leaves
・認定特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会(JFRA)
・特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパン
【実証フィールド】
名古屋市教育委員会、京都府立清明高等学校を対象に、「教育分野における社会的インパクト評価とその活用の在り方」を検証した。
◎名古屋市教育委員会
<テーマ>NAGOYA School Innovation事業における社会的インパクト評価
<背景>行政の立場として、ステークホルダーへの事業成果の説明が求められている
<目的>(社会的インパクト評価に取組む意義・期待)
<対象事業> NAGOYA School Innovation事業及びそれに基づくナゴヤ学びのコンパス
<内容>
① 教育分野における社会的インパクト評価の実践に必要な工夫の把握
・ナゴヤ学びのコンパスのロジックモデルで設定したアウトカムの測定手法に関する先行研究調査
・他自治体における事例調査
② 教育分野における社会的インパクト評価モデルの検討
・ナゴヤ学びのコンパスに関するロジックモデル案
・評価指標案
③ 構築した社会的インパクト評価モデルの活用の在り方の検討
・来年度に学校を巻き込んで実践する際のアプローチの検討
<実証の成果>
・ナゴヤ学びのコンパス全体のロジックモデル案と事業ごとの個別ロジックモデル案を作成
・個別ロジックモデル案については、学校現場への負担を増やさないようにするため、既存調査等の質問項目を活用して評価指標案を検討
◎京都府立清明高等学校
<テーマ>ICTを活用した学習の個別最適化が学習者の自己調整能力に与える影響の評価手法の開発
<背景>
<目的>(社会的インパクト評価に取組む意義・期待)
<対象事業> 清明高校におけるICT活用を含む教育活動
<内容>
① 教育分野における社会的インパクト評価の実践に必要な工夫の把握
② 教育分野における社会的インパクト評価モデルの検討
③ 構築した社会的インパクト評価モデルの活用の在り方の検討
<実証の成果>
・清明高校が実践する個別化された最適な学びのための環境条件や評価に活用できるロジックモデルと評価指標を整備
・本事業の成果は、ロジックモデルや評価指標そのものではなく、評価の意義や活用方法、それに基づいた評価要件の定義や評価設計、関係者間での合意形成のプロセスを示したことにあり、これらは他府県の同様な目標を共有する単位制高校等にも参考になると思われる
上記のプロジェクトについて、下記より詳細な報告書をご覧いただけます。
報告書はこちら
未来の教室プロジェクト
教育事業における社会的インパクト評価モデル構築」に関する実証事業
「教育事業における社会的インパクト評価モデル構築」に関する実証事業 | 未来の教室 ~learning innovation~