インドをはじめ、人身売買の解決に向けて国際的に取り組んでいる、ハシナ・カービが、国境を越えて蝕む人権侵害を解決する手法として、国境を越えるシェアード・リーダーシップについて講演いたします。
<開催概要>
日程:2019年12月3日(火)18:30~20:00(18:15 開場)
会場:日本財団ビル(東京都港区赤坂1-2-2)
言語:日本語/英語(English with Japanese Translation)
参加費:2,000円(通訳機器貸出し希望者のみ 別途650円)
定員:先着100名
お申込:以下の申込フォームから事前にお申込の上、ご参加ください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdaiT8mWQYS3KFDL_-nIinMTDVu559pu8COxxYSmi6DFzhE9Q/viewform
(Google Formが開きます)
共催:特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパン
お問合せ先:一般社団法人アショカ・ジャパン
TEL : 03-6459-3144 / Email : japan@ashoka.org
<登壇者紹介>
Hasina Kharbhih
2006年選出Ashokaフェロー / インド
Impulse NGO Network 創設者・会長
インド北東部のメガハラヤ州州都シロンで生まれ育つ。
数カ国と接している飛び地であるメガハラヤ州は様々な民族が対立しており統治は不安定で貧しく人身売買と強制売春の中心地でもある。
ハシナは高校生17歳のとき近くの炭鉱で子どもの強制労働が行われていることを知り、クラスメートを巻き込みこの問題に取り組み始めた。
調査を進めるうちにわかったことは、多くの組織や団体がバラバラに同じ問題に取り組んでいて結果的には効果を生んでいないということだった。各組織がそれぞれの強みを活かして協働することが解決への糸口だと直感したハシナは、それまで機能を果たしていなかったインド国立人権委員会を蘇らせ、州政府、警察、弁護士、メディア、大学などに声をかけた。その結果、ステークホルダーが一丸となりそれぞれの強みを生かし結びつくインパルス・モデルが確立した。
2018年には、各国のジャーナリストを訓練するインパルスモデル・プレスラボをスタート。現在インド北東部8州で導入されており、他の州でも実験的な実施が展開されている。また、中国、ブータン、ミャンマー、ネパール、バングラデシュへの導入も果たした。同時にこのモデルの模倣も始まりインパクトを拡大している。1997年以来、このシステムにより72,000人を超える犠牲者が救い出されている。