KWN(主催:パナソニック株式会社、後援:国連広報センター、日本ユネスコ国内委員会、全国市町村教育委員会連合会、全国高等学校メディア教育研究協議会)は、パナソニック株式会社が1989年にアメリカではじめ、現在ではグローバルに展開する小・中・高等学校レベルの子どもたちを対象とした教育支援プログラムです。
映像制作活動を通じて、創造性やコミュニケーション能力を高め、チームワークを養うことを目的としています。
なお、KWNに関する詳細は、こちら(パナソニック株式会社ウェブサイトが開きます)にてご覧いただけます。
また、KWNの社会的評価の検証については、以下のパナソニック株式会社のKWNウェブサイトにも掲載されていますので、合わせてご覧ください。
⇒KWNの社会的評価の検証
2018年度評価事業は、2017年度に構築した評価モデルを発展させ、福島県いわき市立平第三中学校に適用することにより、実際のプログラム実施による生徒の成長の社会的インパクトを評価することを目的としました。
また、これらの事業評価の結果を指導マニュアルに反映することで、児童・生徒の成長の社会的インパクトを向上させることを念頭に置いたプログラム運営を目指しています。
実施期間:2018年8月~2019年3月の8ヶ月間
実施対象:福島県いわき市立平第三中学校
実施方法:アンケート調査及びインタビューを実施(対象群を設定)
2018年度の調査では、キャリア教育の育成の視点から、9つの領域で評価を実施しました。詳細は、以下の図をご参照ください。
2018年度の調査により、KWN参加生徒のコンピテンシースコアがほとんどの領域(9領域中の7領域:社会的意義、チームワーク、コミュニケーション、人間関係形成力、将来設計力、意思決定力、国際理解)において伸びたことが定量的に観察され、KWNに参加することによる成果は、映像制作スキルのみならず、異なる多くの側面における生徒の人間的成長に資することが示唆されました。
映像制作を通じて社会とのつながり(社会的意義)をさらに伸ばすためには、指導マニュアルとなる「ティーチャーズガイド」に、生徒たちの学びを最大化するためには何を留意すべきかという点が、映像制作のノウハウと同じくらいの力点で記載され、「映像制作を通じて、社会とのつながり、周りとの関わり合い、自己の確立が育つ」というロジックが見える化されると良いのではないかという提案を、ソーシャルバリュージャパンから行いました。
2019年度ティーチャーズガイドには、2017年度からソーシャルバリュージャパンが行ってきた社会的インパクト評価の概要や考察・提案等が掲載されています。
※以下、2019年度ティーチャーズガイド(発行:パナソニック キッド・ウィットネス・ニュース日本運営事務局)から抜粋