世界に類を⾒ない急速な⼈⼝減少・⾼齢化が進展する中、社会的課題がますます多様化・複雑化しており、従来の⾏政中⼼の取組だけでは対応に限界があるといえます。
それら社会的課題解決の担い⼿であるNPO/NGOやソーシャルビジネス等が、⾃らの⽣み出す「社会的な価値」=「社会的インパクト」を可視化することで、資⾦のみならず、意欲や知識・技術を有する⼈材等の資源を呼び込み、課題解決のための新たなイノベーションを⾏う必要があります。
⽇本において社会的インパクトについて、そのマネジメント・サイクルや事業評価を推進するために、社会的インパクトに関するマネジメントや評価の現状や課題、将来⽬指す姿やそれに向けた取組などについて議論し、実⾏を主導するプラットフォームとして、2016年6⽉に社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブが設⽴されました。
そして、2018年6月、社会的インパクト評価イニシアチブは社会的インパクトの向上に向けた行動のあり方を示した「社会的インパクト志向原則」や、事業運営をする上での枠組み・指針を示した「社会的インパクト・マネジメント・フレームワーク Ver.1」を発表しました。
今回のセミナーでは、社会的インパクト志向に基づく評価や事業づくり(マネジメント)に興味関心を持っている金融機関や助成財団等の資金提供者様を対象に開催します。
前半では社会的インパクトの概念や、そのマネジメントや評価の考え方や活用について基本的な理解を深めるための内容で解説いたします。また、後半では、社会的インパクト・マネジメントの事例紹介として、新生企業投資のインパクト投資ファンド、JPモルガン助成プログラムの事例をご紹介いたします。
あらためて、社会的インパクトや事業評価、マネジメントサイクルについて理解を深めたい方にぜひご参加いただきたいセミナーです。
日 時:2019年9月26日(木)13:00~15:00(開場12:45)
場 所:日本財団ビル2階会議室3
対 象:社会的インパクト・マネジメントや事業評価に興味関心がある資金提供者(助成財団、金融機関、助成プログラムを実施している企業や行政関係者等)※資金提供者の参加を優先します。対象外の方はご参加できませんので、あらかじめご了承ください。
定 員:25名(要事前申し込み)
参加費:無料
主 催:社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)
共 催:日本財団CANPANプロジェクト
協 力:一般財団法人社会的投資財団
<参加申し込み>
以下のPeatixウェブサイトからお申し込みください。
https://simi20190926.peatix.com/
・お申し込みはお一人ずつお願いいたします。
・お申し込み後、Peatixからメールが届きますので、必ず確認してください。
・事前参加申込は2019年9月26日(木)9時 に締め切ります。
・定員になった場合には、その時点で申込締め切りとなります。
・必ず事前申込を行ってください。
<チケットのお申し込みに関するお問い合わせ>
Peatixコールセンター
0120-777-581
10:00 ~ 18:00 | 年末年始、GWを除く
<お問合せ先>
社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ 事務局
E-mail: info@impactmeasurement.jp
※お問合せはメールでお願いします。
<スケジュール>
13:00 オープニング
・社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)の紹介
・社会的インパクト評価・マネジメントとは
13:30 事例共有
・新生企業投資インパクト投資ファンド
・JPモルガン助成プログラム(育て上げネット事業評価)
14:00 パネルディスカッション
・インパクトマネジメントを行う意義や課題について
14:30 質疑応答
14:50 クロージング
15:00 終了
<モデレーター>
◎幸地 正樹
ケイスリー株式会社 代表取締役CEO
大学卒業後、PwCコンサルティング合同会社へ入社。主に行政に対する戦略策定、予算評価や事業者評価、PMO等支援業務に10年従事。SIB等の成果連動型委託契約や社会的インパクト・マネジメントなど、成果向上に向けた手法の研究・導入支援を行うケイスリー株式会社を2016年に創業。
琉球大学非常勤講師、IMP(Impact Management Project)戦略パートナー、GSG(Global Social Impact Investment Steering Group)国内諮問委員会事務局、社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ共同事務局。
<事例紹介・パネリストプロフィール>
◎新生企業投資:高塚 清佳 氏
慶応義塾大学経済学部卒、ベルグラーノ大学国際政治経済修士課程。在日アルゼンチン大使館経済商務部勤務を経て、2004年より新生債権回収にてNPL回収の企画・運営。2005年よりドイツにて、新生銀行とドイツ2行とのJVサービサー設立。2007年より証券化組成、海外不動産ノンリコースローン、ベンチャー投資、PE・REファンド投資、オフショア子会社の取締役。2017年1月インパクト投資チーム設立。2019年6月、子育て・介護・新しい働き方関連事業へインパクト投資を行う日本インパクト投資2号ファンドを設立。日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」受賞。
◎特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパン:伊藤 健
卒業後、日系メーカー勤務を経て、米国Thunderbird Global School of Management にて経営学修士課程を修了後、GE Internationalに入社。シックス・シグマ手法を使った業務改善や、コーポレート・ファイナンス部門で企業買収後の事業統合等を行う。2008年GE社を退職、NPO法人ISL社会イノベーションセンターを経て、2010年より慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任助教。2016年より特任講師。
主に社会的インパクト評価を中心に研究し、2014年-2015年には、G8社会的インパクト投資タスクフォース日本諮問委員会の事務局、2015年経済産業省「ヘルスケア分野におけるソーシャル・インパクト・ボンドに関する検討会」委員長、内閣府「共助社会づくり懇談会 社会的インパクト評価検討WG」委員会主査、2016年には内閣府「社会的インパクト評価の普及促進に係る調査」有識者委員を務めるなど、日本の社会的インパクト評価、ソーシャルインパクトボンド、社会的投資の普及促進に尽力している。
<参考サイト>
社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ
http://www.impactmeasurement.jp/
社会的インパクト志向原則
http://www.impactmeasurement.jp/wp/wp-content/themes/impact/pdf/SIMI_Impact%20Oriented%20Principle.pdf
社会的インパクト・マネジメント・ガイドライン Ver.1 が公開されました
http://www.impactmeasurement.jp/news/impact-management-guideline-ver1/
社会的インパクト・マネジメントフレームワーク Ver. 1.1が公開されました
http://www.impactmeasurement.jp/news/impact-management-framework-ver1-1/
概説「インパクト・マネジメント・サイクルにおける4つのステージ」を公開しました
http://www.impactmeasurement.jp/news/impact-management-cycle-outline/